

今そこにある危機
先日、部屋の片づけをしていたら、「モリゾーとキッコロ」の携帯ストラップが出てきた。 環境をテーマにした「愛・地球博」のキャラクターで、大きくてモップみたいのがモリゾー、小さくてわたぼこりみたいなのがキッコロだ。彼らの生態については良く知らないが、どうやら木の妖精という設定らしい。
モリゾーとキッコロ・・・。
モリゾーとキッコロ・・・。
森ゾーと木ッコロ・・・。
森憎と木っ殺・・・。
・・・・怖っ!!
と、漢字にすると妖精というイメージからは掛け離れ、目に付く植物を片っ端からなぎ倒して行きそうな、その目付きもいかにも何か悪巧みをしていそうに見えてくる。キッコロの純真無垢を装った表情は、知能犯の様相を呈しているし、モリゾーはさしずめ実行犯といったところだろう、でお馴染みの例のアレだ。
万博内の各国のパビリオンはそれぞれの国を代表する建築家やアーティストが設計やプロデュースを手掛けていて、「ふ~ん・・・」としか感想の言いようがない冷凍マンモスなんかよりも、自国の文化や価値観を空間に落とし込んで表現したインスタレーション的なパビリ