蝶々効果
- matsuokaarchi
- 2006年10月19日
- 読了時間: 2分
自分が設計した空間を正確に第3者に伝えるのがわれわれ設計者の業務の一端であり、そのために図面を描く。3次元である空間を2次元である図面で表現することは非常に困難であり、多くの時間とエネルギーを要する。さらに、3次元である空間を記号である文字で表現することは、同じく多くの時間とエネルギーを要し、図面表現に輪をかけて困難である。 ここ最近、竣工ラッシュが続き仕事に忙殺されていたので時間もエネルギーもエンプティー状態であったため、「続けることを目標に」と始めたブログがなかなか更新できずにいた。 というわけで、目標達成には程遠い状態のイイワケがバシッ!!と決まったところでブログの続きを書く。 『バタフライ・エフェクト』

「あの時こうしていれば、今の状況はもっと違ったものになっていたはずなのに・・・」 誰もが一度はこう思ったことがあるのではないだろうか。それは進学や就職、結婚といった人生の分岐点などという大それた物ではなくて、「あの時あの一言を言っていれば」、「あの道を右に曲がっていれば」といった、人間が意識的に、もしくは無意識的に行っている些細な選択による分岐。そんな何年も前の微小な行為が現在の自分を取り巻く環境に多大な影響を与えているのだっ!! ・・・という映画 『バタフライ・エフェクト』の話。 このタイトルは、《蝶のはばたきが地球の裏側では竜巻を引き起こす》という、カオス理論を象徴する言葉で《風が吹けば桶屋が儲かる》的理屈。 つまりはこういうこと。 「あぁ、こうなることが分かっていればあんなことしなかったのに。」 ↓ 【過去】のある時点を修正。 ↓ 自分が望む【現在】の再構築。 ↓ ハッピーエンド。と思いきや、事態は暗転。 ↓ 「あぁ、こうなることが分かっていればあんなことしなかったのに。」 この繰り返し。ミスを修正しても思い通りにならない【未来】。 果たして真の分基点はどこだったのか。
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