
moumoon
まぁ、放っておいても売れるであろう二人だから、わざわざここで紹介するまでもないんだけど、久しぶりに国内のアーティストに興味を持ちました。
ポップスというありきたりなジャンルに分類されてしまうんだろうけど、そのメロディセンスは秀逸で
新たな世界感を創り上げている。その表現欲求は音だけに留まらず詩や絵、文章と多岐にわたっている。
今では歌詞に英語を織り交ぜたものは珍しくないけど、発音が滅茶苦茶で何を言ってるのかわかんないし文法も成り立ってなかったりするものが多い。
必然性もなくただのファッションで英語を使っている歌手は個人的にはNGなんだけど、彼らは英語でしか表現できないニュアンスを的確に表現してるし、例えば英語の“Forever”と日本語の“フォーエバー”を歌詞の内容に合わせて発音・イントネーションを使い分けている。
聞いていて違和感がないから心地いい。
というワケでオススメです。 moumon

心の闇
ある一人の男によって人生を狂わされた人物がその悪魔のごとき男に「憎悪」と「殺意」を抱く。
しかし彼には殺せない。『殺人の門』をくぐるために必要なものとは何なのか。彼に欠けているものとは何なのか。
人が人を殺すという行為は如何なることか。
生と死が軽んじられつつある昨今、今一度その意味を考えたい。 『殺人の門』 東野圭吾

最新版
虚数解。理論的には説明可能だが実在しない数学的概念。今回、湯川が挑むのはそんな難事件だ。つまり理論的には考えられても現実的にはありえない事件。
『容疑者Xの献身』に続く『ガリレオ』シリーズの長編第2弾。 『聖女の救済』 東野圭吾

『ポニョ』に見る理想の世界
オリンピックやかつてのドラクエ発売のように「ジブリ映画公開」という、ただのイベントとなってしまった感の否めない昨今、『崖の上のポニョ』も例外なくその道をたどった。作品の良し悪しや興味とは関係なく“イベントに乗っかるかどうか”という、これまでにない低いハードルを確立できたことは、もはやジブリの偉業と言っても良いかもしれない。
耳について離れない主題歌や、尾びれをスカートのようにひらひらさせながら泳ぐポニョの姿などはこの上なく可愛らしいし、監督の細かな人間観察の積み重ねによるディテールはまさにジブリクオリティだ。しかしこの映画は、それだけでは済ませられない奥深いものがある。それはある種の不気味さを孕むものだったりする。
一般的なこの映画への評価としては、「可愛らしい」とか「ほのぼのしている」とか「癒された」とかで、総称して「子供向け」というものだろう。しかし僕の感想としては、「これのどこが子供向けなの?」だ。この映画が子どもにむけて作られたものではないことは断言できる。
映画の観方やそれに対する意見は個々人の自由だし、良し悪しを言うつもり