

音楽は世界を変えられる
2004年9月18日。人気コメディアン、デイヴ・シャペルが主催し、ブラックミュージック界のスターが競演する一夜限りのシークレットライブがNYブルックリンで開催された。そのライブの名が映画のタイトルにもなっている『ブロック・パーティー』だ。 監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリーだけど、『ブロック・パーティー』は監督に興味を持って観に行くと失敗する。これはライブDVDの特典ディスクに入っているような密着ドキュメンタリー映像を編集したような内容だけど、ミシェル・ゴンドリーはミュージックビデオも撮ったりしてるからライブシーンもそこそこ楽しめる。
ライブの3日前、デイブは故郷オハイオの住人を旅費・宿泊費つきで招待しようと告知に励む。しきりに声を掛けたのがブラックミュージックとは縁遠いと思われるお年寄りばかりで、一部の若者だけで盛り上がるんじゃなくて、みんなで一つになって音楽の楽しさを共有したいっていう気持ちが伝わってくる。
他にもライブ会場として自宅前の道路を提供してくれるヒップホップ嫌いの夫婦や、撮影用に幼稚園の屋上を提供して