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『安藤忠雄展 ―挑戦―』

写真家の友人に誘われ、原寸大「光の教会」の再現が話題になっている国立新美術館10周年記念----安藤忠雄展へ。

大学の最初の課題が安藤氏の代表作『住吉の長屋』の手書きトレース(図面を書き写すこと)でした。建築の「け」の字もわからなかった当時、限りなくシンプルな手順と操作で、大胆でダイナミックな空間を生み出していることに度肝を抜かれ、建築の無限の可能性に一端でも触れたような気がしたのを覚えています。学生の頃に同じような経験をしている建築関係者はかなり多いのではないかと思います。私は今でも各部の寸法を思い出すことができます(これを読んでいる大学の友人は頷いているはず!!)。

「建築を設計する人」として広く知られている安藤氏ですが、環境づくりと建築の設計を同義的にとらえている氏は、10を超える植樹活動にも携わっています。工学としての建築ではなく、環境学としての建築を学んだ私は、その主張を何の抵抗もなく受け入れることができます。私が大学で師事した内井昭蔵氏が同じ主張をされていたことも大きく影響しています。私が、自分で設計した建築に使用された木材と同等量の植樹をし、消費した資源を地球に還元しているのは、安藤氏のこの活動が発想の元になっています。

普段、設計をしていて安藤氏を意識することはほとんどありませんが、もっと根幹の部分で大きく影響を受けているのだなぁと改めて認識することができました。

偶然にも伊東豊雄氏とのギャラリートークを拝聴することができ、15年前、大学に講演に来ていただいた時と変わらぬ主張と、益々膨れ上がる情熱に圧倒された、とても濃ゆ~い1日でした。

そんな安藤氏の軌跡と展望を間近に見ることができる安藤忠雄展は18日まで、ギャラリートークは6日の最終回を残すのみとなっています。


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