20th Century Boy
とうとう最終巻が出た。 子供のころに描いた空想が数十年後に現実のものとなり、世界を震撼させるというSF漫画。その空想を実行した「ともだち」といわれる人物には子供のころに誰もが抱えるコンプレックスが根底にあって、それが大人になっても消えずに残ってる。 ストーリー自体はSFだけど、その行動原理にはリアリティがあって、その辺の構成のうまさが浦沢直樹らしい。散らかしまくった伏線の多くが回収されずにほったらかしのままなのが消化不良を起こしたみたいで釈然としないけど、その辺は映画に期待することとしよう。